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オーダーメードの作品集

オーダーメイドの作品集
こだわりのあるお客様から、特別注文を戴いています。

当方の定番商品を元にアレンジを加えたもの。
時にはお客様手描きのスケッチを元にオリジナルデザインでお作りしたもの。
そのひとつひとつに"こだわり"があり、ストーリーがあります。
お客様のオーダーに応えたいと、職人魂にスイッチが入るのです。

あなたの 「こんなものが欲しい」をカタチにします。
こちらでは、オーダー作品をごく一部ですが紹介しています。

オーダーメイドでのご注文をご希望のお客様は、こちらのページからでもご注文が可能です。
お見積りもさせて頂いていますので、お気軽にお問い合わせください。




食器かご
縦34センチ、横18センチ、高さ12センチ

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お茶碗を入れる為の籠で「全体の大きさと、蓋付きであること、
可動式の持ち手を付けること」が条件で、 「後はお任せします。」と、
ご注文いただいた物です。
最初は、一般的な御所籠の様に、四角く立ち上がった、長方形の立方体をイメージして作り始めたのですが、 どうも、堅く面白みが無い、イマイチな感じがしました。
途中で、「もっと、遊びココロがある楽しい物にしよう!」と、やりかえることにしました。 そして、胴張りを入れ、形に丸みをもたせ、可愛らしい表情の作品に変更し、 蓋も、同じように丸みを持った押し込み型の蓋にしました。 自分ながら、大変気に入った作品に仕上がりました。


手提げバッグ


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これはあるご住職様からのオーダーで、
「法衣を入れるバッグを作ってほしい」と依頼を受けたものです。
バッグのサイズだけ指定があり、結構大きなサイズです。
「今はアタッシュケースの様なバッグに法衣を入れて行くのですが、 手作りの雰囲気のあるものに入れたい、あとはお任せします。」と。
蓋の付いた形にすることにしたのですが、蓋物を一番神経を使います。 本体と蓋の大きさや形が違うと、ガタついたり、収まりが悪かったりと、ミリ単位の精度が必要になります。
また今回は、蓋の留め具や丁番部分、持ち手まで全て竹で作ることにしました。

今回、一番困ったことは、結構な大きさのなので、本体を編む竹ヒゴが一節の竹ヒゴでは長さが足らなくて、二節入れた竹ヒゴを使うことになったのです。 通常、バッグを作る場合、一節入れた竹ヒゴ(80㎝くらい)の物を使うのですが、節の部分を底部に持ってきて、側面には表れない様にするのです。 それは、底面に節が来ると、少しデコボコしたり、見た目にも少し違和感が出るからです。 しかし、今回は全体のサイズが大きいので、110㎝ほどの竹ヒゴでないと編めないのです。 そこで、一節物のヒゴと二節物のヒゴを混ぜ合わせて編み込みました。一節物のヒゴは長さが足らないので、途中で繋ぎました。 (全部、繋いだものばかりが集まると強度に問題が出てくるので、混ぜ合わしました。) 側面に出てきた節の部分が少し気になりますから、側面は四隅に太い竹をあしらい、節の部分が気にならなくなるようなデザインにしたのです。



蓋付き御幸籠


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御幸篭とは、お茶道具を入れて、旅のお供をする籠です。
今回のご注文は、「普段使う時は、巾着部分を持って使いますが、鞄の中に入れて持ち運びしたいので、御幸篭の上に、蓋を付けて欲しい」という要望でした。 全体には、少し小さめなサイズで、泥大島の巾着を付けました。
蓋には、紐通しを四カ所付け、鞄の中で、蓋が外れないように紐で縛る事が出来るようにしました。



波網代バッグA4サイズ


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網代編みのバッグの中でも、最高級品と云われる「波網代編み」の手提げバッグです。
編みヒゴの巾や厚みを変えることで、波模様を作り出しています。
ここまで、細かく美しい波模様を出すには、熟練の技術が必要とされます。 黒く染め上げた後、漆を刷り込み、最後に細かい蝋の粉を刷り込み、波模様を浮き立たせて居ます。
今回のご注文は、「お稽古事の教科書が入る大きさで作って欲しい」と、いうことでした。 横幅をA4サイズのファイルが、楽々入る大きさに作りました。持ち手は、勿論、鳳美竹を加工し、巾着には泥大島紬を使っています。



特注御幸籠


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今回のご注文は、波網代編みバッグをお買い求め頂いたお客様から、 「同じ編み目のお揃いの物を作って下さい」という注文でした。
ご希望のサイズをお聞きし、煤竹でお作りしました。
使い込むほどに艶が出て、風合いが増してきます。竹篭の素晴らしいのは、使い込むほどに、本当に美しく成って行く事です。 使って頂くお客様の愛着が、形になって表れて来るのですね。



網代編み2L 模様入り


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網代編みという編み方は、編み目が細かく、こういった幾何学模様を浮き立たせることが出来ます。
今回は、下方に枡模様を、上段に三角模様を表して見ました。
縁の形も四角く作り、バッグの形を、少し絞り込んだ様な形に仕上げました。持ち手は、国産竹の中でも一番、艶のある「鳳美竹」を使用しています。 巾着布には、泥大島紬を、絞り込む紐には、正絹の組紐を組み合わせて居ます。

まさに、日本の伝統工芸品でまとめた一品です。



竹バッグとお揃いで


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今回は、男性のお客様からの注文品です。
「少しカチッとした雰囲気に作って下さい。そのバッグの中に入れることが出来る小物入れを一緒に」というご注文です。

バッグの方は、四隅に力強く、太い竹をあしらって、縁も四角くしました。四隅の竹がアクセントになって、甲冑の様な雰囲気に為りました。
巾着には、お揃いの、市松模様の泥大島を付けました。男の遊び心が出てますね。



おしぼり入れ


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唯のお絞り入れでは無い。
底のある立ち上がった形で「波網代の編み目でお絞り入れを作って下さい」という、オーダーでした。
そこで考えたのが、2重編みにして、内側に波網代編みを、外側は細かい網代編みを2枚重ねて作ることにしました。
二枚の編地を、縁で一緒に合わせて一体感を作ります。
縁にはアクセントとして、丸みのある優しい表情の鳳尾竹を使いました。
漆を刷り込み、作品に表情を作る。飴色に仕上がった下地に、もう一度漆とイボタの蝋を刷り込んでいく。 実に良い表情に仕上がりました。



鉛筆立て


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これは私の友人からのオーダーで、小学校の時の同級生から、
「机の上で使える、君の作品が何か欲しい」と会社の。
事務机の上で使うそうです。
花かごでは邪魔になりますし、そこで、編み方は同じなのですが、
鉛筆立てを作ることにしました。
六角形の形にして、鉛筆やペンを入れても倒れにくい形にしました。
下の方には、安定を図って、重しに砂袋を入れてあります。
面白いもので、オーダー品と一緒に幾つか制作したのですが、
みんな売れてしまいました。



モニュメント


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宇佐図書館の玄関に飾られているモニュメントです。
宇佐市から「宇佐市にちなんだ工芸品でモニュメントを制作したい」と
オーダーで、安心院の鏝絵をはめ込んだ壁掛けを制作しました。
3枚の生地を別々に作り、竹で編みこむことで一つにしました。
そして、真ん中に長寿を願った鏝絵を置き、
三つの町の繁栄を願ったモニュメントです。




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オーダーメイド作品集2

オーダーメイドの作品集

オーダーメイドでのご注文をご希望のお客様は、こちらのページからでもご注文が可能です。
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紫舟様オーダーバッグ


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今、最も注目を集めている書家「紫舟」さんからの
オーダーで作ったバッグです。
このバッグには、彼女の並々ならぬ思いが込められている作品です。
オーダーをする前に、何度も工房を訪ねてこられ、
竹細工の体験入門をしています。
「自分の作品の中に、竹細工の何かを取り入れることが出来ないか?」と、そんな好奇心と探求心からです。
彼女には独特の美学があり、全体のフォルムや大きさ、色、内布、細部の形までこだわりがありました。
そして、驚くことに、「作品の制作に自分も参加させて欲しい」と、
二日間に渡り、工房に来たのです。
このバッグの底編みの部分は、彼女本人が編んだものです。
ヒゴを作ったりすることは出来ませんので、私が作り、底編みの部分だけ編んでもらいました。物凄い集中力でした。 私が感心したのは、世界的なアーティストなのですが、教えを乞うときは、本当に真剣に、素直に私の話を聞くのです。まるで、真綿が水を吸い取るように知識を吸い取るのです。 内布も彼女のこだわりがある、サテンの布が送られて来ました。


和竿入れ


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同じ職人仲間からオーダーを受けることは、よくあるのです。
今回は1メートルほどの筒なので、筒の大きさを揃えるために、
塩ビのパイプを型に見立てて編み込みました。 おかげで、上から下までサイズはぴったりです。
縁の部分は強度が出るように千段巻きという一番締め込みが出来る仕上げにしました。 これならば壊れる可能性は低くなります。
オーダー品を作るときは、たいてい3倍の労力と試行錯誤が要るのです。 竹細工というものは、ヒゴの幅と厚みのバランスが非常に大切で、0.1ミリ厚みが違っても編み方の歪が出来たりします。 そこで、本番の籠を編む前に、必ず、試験のヒゴを取り、編みの試作をしながら、適切なヒゴをデータを探していくのです。



山路編みバッグ ショルダー


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お客様からのオーダーで、山路編みのSサイズのバッグをポシェットに作り変えました。
コロンとした形が可愛い山路編みのポシェットです。
持ち手の金具を取り付ける部分に一工夫しました。



ポシェット


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「段々と年を取ってくると、手提げバッグが持てなくなるの。」
というお客様の要望から、 網代あ編みのポシェットを制作しました。
バッグの下部に枡目模様を入れました。
黒いバッグの中に、浮き上がった伝統模様がアクセントになり、
良い表情が出ました。
ポシェットなので、大きなサイズだと体に沿わなくてゴロゴロしてしまいますので、コンパクトな大きさで、縁の形は四角く、四隅に太い脚竹をあしらいました。



ランプの笠


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お客様から、「別荘についているランプの笠を作ってほしい。」と、
依頼のあったものです。 今回のオーダーは新しい物を作るのではなく、以前からあったものが壊れてしまったので、同じ物を作ってほしいというご依頼でした。
壊れてしまった笠の写真と、サイズの指定がございました。
これは、私どもが作っている竹鈴を大きくしたものです。
編むことが難しい籠ではありませんが、直径が40センチほどのものですから、5メートルほどの竹ヒゴを編み込んでいくことになります。 5メートルの竹ヒゴを均一に剥いでいかないと、バランスの取れた綺麗な丸に為らないのです。
もう一つ苦労したのが、以前から使っていた照明器具の大きさが決まっているので、その器具をどうやって付けるかという点でした。



狸の笠


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「母が大事にしていた狸の笠を作ってください。」と、
オーダーを受けました。 「???」いったい何を作るのか?
話を聞いてみると、先日亡くなった母親が、庭に置いてある狸の置物に笠を被せて、毎日拝んでいたそうです。
屋外に置いてありますから、長年の雨風でボロボロになっている笠を作り直して欲しいというのです。
ボロボロになった笠を預かり、どんな形でどんな紐の付け方をしていたのか? 網代編みで生地を作り、その上に和紙を二重にして張りました。
雨風にあたっても良いように、和紙の上にウレタン塗装をしました。
紐にはシュロ縄を取り付けました。
狸の置物の代わりに、工房にあったまねき猫に被せて様子を見てみました。(^^)



抹茶椀入れ


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こちらの籠は、ある陶芸作家さんからのオーダー品です。
「抹茶椀を入れる籠を作ってほしい」と、
この籠の特徴は、持ち手の付け方が、通常のものとは方向が違うのです。籠に対して横向きに倒れるようになります。
籠の口幅と持ち手の幅、長さを合わせるのに苦労しました。
籠の側面には、枡目をあしらいました。
深い緑の布の色合いも素敵です。
(お客様から送られて来た布で作りました)



菱四ツ目編みバッグ


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菱四ツ目編みという技法を使い、 白竹の清々しさを表した竹バッグです。



茶籠


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お茶道具を入れる茶籠です。
こちらの籠は、オーダー品ではありませんが
昔からある作品の一つです。




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オーダーメイドの作品集3

オーダーメイドの作品集

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蓋付き波網代バッグとおそろいのHAKO


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このご注文は、「蓋付きのバッグで、中に同じ編み目の小さな小物入れを作って下さい。」というご注文でした。
今回は、編み目に波網代編みで作ることに為りました。ヒゴ巾、ヒゴ厚を変える事によって、うねりのある波模様を作り出しています。 通常の網代より、繊細で丁寧な手作業を必要としますので、大変時間が掛かります。 特に、今回の様な合わせ蓋の場合は、本体と蓋との噛みあわせなど、一番難しいとされています。 持ち手も、蓋が在るため、通常の持ち手を取り付ける事が出来ず、本体側面から、特殊な形の手を作りました。 バッグの中に入れる小物入れも、同じ波網代編みで作りました、小さくて可愛らしい小物入れが、お揃いで出来ました。



横笛かご


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「横笛を、背中に背負って持ち歩きたいのです。」これがお客様のオーダーでした。
大切な趣味の笛を心地よく持ち歩くために。
横笛を?背中に背負う???…興味津々!もちろん職人魂にスイッチONです。
お客様の目に留まっていたのは、ランプシェイドでした。それをひっくり返したような、か・た・ち・ 持ち歩くのですから、丈夫さに工夫をしてお作りしました。
背負うための紐などはお客様が付けられると言うことで、私たちの仕事はここまで。 お客様がどのような紐をつけられて、どのような所へ持って出かけられるのかは分かりませんが、 大切な横笛と共に大切な籠となっていくことを、願っています。



布変更


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バッグの巾着部分の布を自分の好きな布を付けて欲しいというオーダーでした。
今回は、布付け担当の出番です。
先ずは、バッグのサイズを測りどれくらいの布巾がいるかを出します。模様のある布の場合、柄合わせにも気を使います。
細心の注意を払いながら出来上がったものを喜んでいただけるのはやっぱり嬉しいです。



バスケット


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「仕事場で、お弁当や水筒、湯のみやお菓子を入れて、持ち運べる四角い バスケットを作って下さい。」と。
けっこうな大きさです、横幅35センチ、奥行き25センチ、高さ16センチほどあります。
角ばった形が整理しやすくて良い様です。 今回は、食べ物なども入れるそうなので、自然の風合いの出る、燻した竹で作ることにしました。現在、煤竹と云われる作品は、この竹を使っています。この竹は、使い込む内に飴色に変化していき、大変味わいのある、雰囲気に為って行くのが楽しみです。 中側に布を張り、底部にはウレタンの下敷きを布で包み、座布団を作りました。毎日、この篭から、お弁当を取り出して、昼食を取ってくださって居るのですな。



鷹匠の餌ふご


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鷹が捕ってきた獲物を入れる籠なのですが、今は何処を探してもみつからないんですよ…」 これが、お客様のオーダーでした。
私たちも初めて耳にする籠です。 早速、資料をさがします。 お客様の話によれば、「明治以降作られた形跡が無く、現存するものも、分かる範囲では東京にある民族博物館くらいです。」との事でした。 さてさて、大体の大きさは分かるものの、その強度、そのための竹の厚みやヒゴの幅、あらゆる事がすべて手探りです。 1つ1つ試行錯誤の中からデーターを集めていき、ようやく形になりました。

出来上がった作品を見て「よくできましたね。」が、お客様の第一声でした。
「あちこち訪ねましたが、製作を引き受けてくれる処がなかったんです。よくここまで作ってくれました。」と、心から喜んで頂きました。 これが、オーダーによる物作りの醍醐味です。私たちの知らない伝統の品との出会いが、お客様のご注文によってもたらされる。 それにより、先人の技と出会い、それを学ぶことで、また新たな作品へと生まれ変わる。伝統の継承を強く感じられた一品でした。




交色四つ目バッグ


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四ツ目編みのバッグが欲しいというオーダーでした。
四つ目と云うのは、
縦ヒゴと横ヒゴが、一本すくい、1本押さえ、
と一番シンプルな編み方なのですが 、隙間があるため、網目が動き、形を整えるのが難しい編み方です。
特に、今回の様に、全体を四角に作るには、
横ヒゴを大きさに合わせて火曲げしなくては為りませんでした。
手間は掛かりましたが、出来上がった作品を見て、満足です。



2色網代編みバッグ


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「竹ヒゴの本数を黒2:茶1の比率で、作ってほしい」という
オーダーでした。
これが、そう簡単には行かないのです。 2:1にするということは、このバッグの全体の本数が、3の倍数でないと模様が繋がらないと云う事です。 また、角を起こす時、横向きのヒゴと、縦向きのヒゴとの模様が、繋がらないといけないのです。 すると、ちょっと専門的になってしまうのですが、長枡網代の場合、中央部分の本数を何本にするか? 角を崩してからの本数を何本にするか?頭をつかわなければいけません。試行錯誤の上、素敵な作品が仕上がりました。



網代バッグ2L低い ファスナー付き


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お客様からの要望に、
「手提げでは無くて、トートバッグのような形とか、ショルダータイプのバッグは無いのですか?」と、言われます。
このバッグは、通常のバッグの持ち手を長くして、ショルダータイプにしたものです。

丹念に編み込んだバッグは、手触りが良く、衣類に引っかかる事もありません。



笛を入れる籠


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今回のご注文は、「笛を入れる篭を、作って下さい?」という物でした。
「趣味で、横笛を吹いて居ます。 笛が3~4本入れることが出来る大きさで・・・・・ 背中に掛けますから、紐が通せる様に・・・・・ 口の部分には、笛が出ないように、巾着を付けて下さい。」 全体の長さと、太さを確認し、どんな編み方にするか? 今回は、斜めに登り模様が出てくる、山路編みにしました。フリーハンドで編んでいくと、どうしても、上の方の直径が、いくぶん、小さくなって行きますので、この大きさのパイプ中に居れ、パイプに編み付けて行くことで、形を整えました。 口の部分は、ちょっと野趣味に、竹の巻縁に仕上げました。 困った事は、紐通しの籐を付ける時に、奥まで手が入らないのです。この部分だけは、手に小さな弟子に、取り付けて貰いました。(笑) でも、こんなのを背負って、歩いて居る姿を見たら、本当に嬉しく成りそうです。



真珠を掴むピンセット


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いろんな注文が、舞い込んで来ます。
今回のご注文は、真珠の養殖屋さんからのご注文でした。 真珠の玉を選別する時に、使うピンセットだそうです。
「金属のピンセットでは、真珠に傷を付けたり、長時間作業をするには、少しでも軽い物が良い。」 そこで昔から、軽くて滑らない竹のピンセットを使っているそうです。 何十年と使い込まれた、ピンセットが送られて来て、「同じ物を作って欲しい」という、事でした。 こういったご注文は、結構在るのです。 「昔から使って、重宝しているのですが、今はもう、作ってくれる人が居なくなってしまった。」と、 サンプルの大きさを写しとり、試作してみました。 ピンセットの先を、切り出しナイフで丁寧に削り出し、3枚の竹を貼り合わせます。しっかりと接着剤を付けて乾かし、その後、形を整えます。 簡単な仕事の様に、思われましたが、シンプルな物ほど、難しい。 見た目にも美しく無くてはいけません。



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オーダーメイドの作品集4

オーダーメイドの作品集

オーダーメイドでのご注文をご希望のお客様は、こちらのページからでもご注文が可能です。
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マイ水筒入れ


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「マイ水筒を自分らしく、持ちたい。」これが、お客様のオーダーでした。
「水筒でお茶を頂く時間も、大好きなものを傍に置き大切に過ごしたい。」
こだわりのご注文には、物作りを生業とする職人には無いアイデアが満載です。
お客様からマイ水筒をお預かりして、ジャストフィットのサイズで作り上げる。毎日持ち歩くものだから、丈夫にそしてシンプルに。 仕事の合間のホッとするひと時を、毎日この籠が癒しのお手伝いになるように、そう願いながらお作りしました。




組み紐持ち手の籠


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「普段、仕事に使いたいので容量が大きく、丈夫で肩からも下げられるように。」 これが、お客様さまのオーダーでした。
お客様は男性で、このご注文は、いつも女性を対象に考えている私たち職人の感覚を、ハッ!とさせてくれます。
お仕事に使うと言うことですから、強度に気をつけました。また女性と違い華奢な美しさより、がっちりとした存在感のある籠をイメージしました。 内布の張り方や巾着の部分などは、お客様の具体的なご要望をお聞きしながらお作りしました。
この籠が、毎日お仕事に役立っていると思えることが、職人の喜びです。



提藍


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「お煎茶の提藍」をお願いします。というオーダーでした。
この「合せ物」が一番手が掛かります。
この提藍も、底籠と中籠と蓋、この三つがぴたりと合わ無ければなりません。 三つ別に籠を作ったほうが簡単です。
こういった通常の商品とは違うものを作ることで またノウハウが出来ます。
今回一番気に入っているのが、蓋のフォルムです。
こんもり膨らんだ形が可愛いでしょ!



鳥天かご


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全国の物産展などで、鳥天を販売する業者さんからの 「物産展の対面販売で、揚げたての鳥天を盛り付ける籠を作って欲しい!」という、オーダーでした。
大きさは、55センチ×45センチ、高さが10センチ~13センチくらい けっこう、大きな籠になる。
今までは、安い中国製の籠に盛り付けていたそうだが、直ぐにダメになってしまうのと、 やはり、「大分を代表する食べ物だから、大分の竹細工で作りたい」という。
六ツ目編みでざっくりと編むことしました。 底には太い筏竹を差し込み、鳥天がこぼれ落ちない様にし、側面も、もう少し竹の密度を増して、強くしました。



提欄


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お茶道具を入れる籠を作って欲しいというオーダーでした。
このタイプが一番、手間と神経を使います。 普段ですと、バッグを作るときと同じように、底から編み上げて立ち上がっていくのですが、 このタイプは、底面と側面と蓋が別々になります。
特に染色する時や漆の室に入れている時に、微妙に曲げが変化してくるので気を使います。 底板を抑える、「抑え竹」を内部に取り付け、最後に銘を入れて出来上がり。
2011年最後の締めくくりの作品でした。



整理籠


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サイズと色だけの指定でした。
直径が25センチくらい、高さが40センチの物です。
この籠のポイントは、底編みと、縁の巻竹ですね。 「菊底」と呼ばれているのは、底の竹の編み方が菊模様になるからです。
もう一か所の、ポイントは縁付けですね。
今回は、5メートルほどの竹を、薄く薄くして、巻き上げていきます。 竹細工の中でも、一番、技術がいる仕事です。 骨ヒゴを二つに割って、隙間を作っていきます。その中を通すことで、全く隙間の無い、びっちりと巻かれた縁は美しい物です。



蓋付き洗いかご


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今回のご注文は、「洗い物を入れる篭で、蓋付きの物を作って下さい。」という注文でした。
食べ物を入れたり、洗い物を入れたりする時は、染色した竹は使うことが出来ませんので、晒竹で作ることに為ります。 全体の大きさを聞き、四角い底篭を作りました。その篭に被さるように蓋篭を作り、真ん中に持ち手の竹を付けました。



ピクニックバスケット


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このご注文は、「口が広がった、ピクニックバスケットを」というご注文です。
まず、底の大きさを決め、どれくらい広げていったら、注文のサイズになるだろうか?と、イメージを作って行きます。 次に、どれくらいの巾のヒゴで編めば良いのか?太いヒゴで編めば、野趣味な風合いは出せるが、今回の様な、広がった形を作るには向いて居ない。 「全体の形は、野趣何だが、細かい所には、しっかりと手を掛けて、高級感を出したい」と、段々と見詰まって来ました。 そして、出来上がったのがこのバスケットです。 編み目には、真っ白な傷のない晒竹、縁は、籐を千段巻きし、清潔感を出しました、持ち手は、幅広の竹を3本、安定感があり力強さがあります。 30年、40年、50年と、使い込んで貰えると思います。


ペットのキャリーバッグ


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「ペットのキャリーバッグを竹籠で…大切な家族だから、この子のためだけのバッグを。」 これが、お客様のオーダーでした。
竹工芸の製品には無いご注文です。強度、耐久性、実用性、様々な難問を感じながらのスイッチON。 強度や耐久性はクリアしていきましたが、実用性は、とても難題でした。 ペットの動きに伴う使い方の変化や、使い勝手の良さの追求、また清潔さを保つ工夫に至るまで、全て手探りでした。 お客さまからの再三にわたるダメだしに、無理か…との思いもよぎりましたが、何とか作り上げることができました。 そして、それと同時に力不足を感じた商品でした。 無理と思った瞬間に、技術の向上は止まってしまいます。 私たち職人は、職人として培ってきた常識から、いつも抜け出す努力を遣り続けなければならないのだと 痛感させていただきました。お客様に感謝いたします。



マイグラス入れ


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「行きつけのお店に、お気に入りのグラスを持って行きたい。」 これが、お客様のオーダーでした。
美味しい料理に美味しいお酒、その至福の時間をお気に入りのグラスで過ごしたい。 大人の粋、おしゃれ上手なお客様のオーダーに応えたいと、職人魂にスイッチが入ります。
お客様ご自慢のバカラグラスを傷つけることの無いように、 クッション性に工夫をし、一つ一つのグラスに合わせたサイズの竹籠には、 本物を求めるお客様のご希望に沿うように、本場大島紬の布を付け、京都で組まれた正絹の組み紐で結ぶ。 この籠を下げてお店に向かうお客様の、ワクワクする気持ちを思う時、それが職人の喜びを感じる時なのです。



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