「青竹箸」完成まで
青竹箸
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毎年、大晦日に青竹のお箸を削る。
新年に向かって真ッサラな、みずみずしい青いお箸で正月を迎える。
瑞々しい美しい竹の緑、ただ、この緑色が何時までも残っていない。時間とともに緑色が薄くなっていくのだ。ある意味、逆にこの瞬間しか美しさが無い事を大事に考えて、新年を迎えるお正月のお箸として出している。
「一期一会」青竹の青さはほんのひと時である、時間とともに青みが抜けて緑色が黄緑色へと変色していく。茶席を設ける主はお客様の事を思いながら、お箸を削ったという。事前に作り貯めすることはできないので、時間を考えて最高の状態でお客様を迎えることを考えたそうだ。「ほんの一瞬の青竹の美しい時に合わせて、そのお客様を迎えたい。」そんな事から「一期一会」の言葉が込められる。
まさし く、 ほんのひと時!その場で!その出会いを!
「青竹箸」完成までの道のり
![]() | 青竹を切り出しに竹薮に入った。 日当たりの良い所の竹は日焼けしてしまい、美しい青さが無い。杉林の中の様な、あまり日が当たらない場所の竹の方が伸びも良く美しい。 今年、生えたばかりの竹は美しいが、まだ、芯が無く柔らかい。もう少し、しっかりしてこないとお箸には使えない。 3年物ぐらいの美しい竹を選んで切り倒す。今は、竹薮が整理されていないので、四方八方に倒れた竹が邪魔をする。 太く真っ直ぐ育った竹を見つけるのだが、切り出した竹の三分の一くらいしか、 |
![]() | 適当な長さに切り竹薮から担ぎ出す。 工房に持って帰り、綺麗に汚れを洗い落とすのだ。 |
![]() | 山から切り出した青竹を一節ずつ切り、お箸1膳づつの太さに割り込んでいく。 この時使う道具が「菊割り」である。 上から見た時に、菊の花のような形に見える道具なので、こう呼んでいる。 |
![]() | 今度は、割った竹の選別である。 どの竹でもお箸になるのか?と言えば、NOである。 まず、「曲がり」を見る。この曲がりの入った竹を無理に削って、お箸にしても、後から必ず歪みが出てくる。 次に「反り」を見る。これも曲がりと同じで、真っ直ぐな材料を選らば無くてはならない。その他、色や傷などを見ながら選別していくと…… |
![]() | 左が合格品。右が失格した材料である。 大体、三分の一くらいしか残らない。 節を頭に残して、お箸の長さに切る。この後、一本一本を丁寧に洗っていくのだ。研磨するスポンジで洗うと、あっという間に表面に傷が付き、折角の青竹の美しさが台無しになってしまう。普通のスポンジで丁寧に洗った後、布で、傷が付かない様に摺り上げていくと美しい青さが残っている。 |
![]() | いよいよ、青竹箸の製作も大詰めになってきた。 綺麗に洗ったものと、簡単に汚れを落としたものでは、こんなに違う。 洗ったばかりに見てみると、ほとんど違いは無いのであるが、表面の水が乾いてくると大違いである。 |
青竹箸、美しさが命。
1膳分になっている竹を2本に割り、まず、切り出しナイフで1本1本が真四角の状態にする。全ての作業の途中途中で、ペアーになっている1本1本を縛り、色が抜けないように水に浸けてく。何故こんな面倒臭い事をするのか?と言えば、同じように見えて、竹1本1本の色が微妙に違う。又、節の位置や形がホンの少し違うからだ。1組づつ、ペアーを作って置かないと見た時の感動が無くなってしまう。
今度は、1組づつを手カンナで削りだしていく。竹の歪み、曲がりを何回も見ながら、先端から元まで、置いた時にピシッと揃って、凛とした美しさが無ければいけない。
![]() | 私はいつも真竹をカンナで削って青竹箸を作る。 孟宗竹では美しい色目と艶が出ないのである。 真竹の ぱっと一目見たときの美しさといったら言いようがない。 丁寧に巾と厚みを揃え、その後切り出しナイフで面取りをする。 |
![]() | この面取りでお箸の表情が決まる、 優しくそれでいて凛とした美しさが保たれるように! 研ぎ上げた切り出しナイフで息を止めて一気に削っていく。途中で手を休めると、どうしても段が付いてしまって美しくない。持った時の手触りと見た目の優しさを、面取りがするのだ。 乾いた竹を作るのより、数倍手間と神経を使うのが、この「青竹箸」である。 お箸を削るのが一番神経を使う。簡単そうに思えるかもしれないが、簡単に見える仕事ほどごまかしが利かなくて難しい。 |
![]() | 無事一年を終えることが出来た感謝の気持ちと、 来年に向けての期待を込めて青竹箸を削り込んでいくのだ。 |
2009-12-18
青竹切り
今年も年末のあわただしい時期に竹薮に入り、青竹を切り出しに!
毎年切らせていただくのは、工房のメンバーの「I」さんの持ち山。ここは、安心院町の中でも太くて伸びの良い真竹が取れる所である。
青々として美しく、真っ直ぐに伸びた竹を探す。竹は古くなると、節の下のところがだんだんと茶色くシミの様な色が付いてくる。竹ヒゴにするのであれば、別に問題は無いが、青竹箸はこの美しい青さが命、少しでも、シミや傷があっては為らない。
節を入れずに作れば、随分簡単に出来る。
まず、竹は節の所で微妙に曲がっている。この、曲がりがあると、真っ直ぐなお箸を作る事が非常に難しくなる。
次に、節の所が高くなっている。平坦ではないので、削るにしても、鉋をかけるにしても、この部分に手間を取られるのだ。
次に、節の所は硬いのである。
節が入っていない「無節」のお箸と、箸の最後の所に節を入れる「天節」のお箸とでは、作る手間は、3倍以上大変になるのだ。
それでは、「何故、節を入れるのか?」
やはり、「竹には節が在る事が自然で、竹の一番大きな特徴は節なのである。」
という自分の中での「こだわり!」
竹は節がある事で、一日に50センチも60センチも成長する事が出来る。
竹の中は空洞であるが、節がある事で、形を保っているのだ。
木の様に毎年少しずつ大きくなるのでなく、ほんの3ヶ月ほどの間に、10数メートルも成長する。
この良しに付け、悪しきに付け、節が大きなポイントになって来るのだ。
それと、青さへのこだわり!
やはり、美しくなければ為らない!
お正月に新年を迎えるにあたり、凛とした緊張感が漂う空気を作ってくれるのだ。
瑞々しい深緑の色彩。(一般的に青竹と言っているが、青では無い。深緑を青と表現しているのだ)
今年は、私にとっても、大きな転換の時期であった。今、新たな自分に挑戦中である。
そんな時にこそ、この青竹箸で新年を迎えよう!
























信頼の証としてお客様が御安心して使って頂ける様に、バッグには





















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