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竹工房オンセ

竹工房オンセについてHP

日本の竹を素材に、職人が手がける工房です。 

1993年、竹工房オンセを設立

大分県別府市から車で30分
山間にある小さな集落「安心院町萱籠(あじむちょうかやごり)」
自然あふれるこの山里に竹工房オンセはあります。

工房名の「オンセ」とは、スペイン語の数字の「11」です。
私の誕生日が11月11日であることに由来しています。
私の人生は節目、節目に「11」が関わってくることが多く、自然にこの「11」を意識する様になりました。
工房を設立する前に、中南米を放浪する時期があり、スペイン語の響きがとても心地よく感じられ、
スペイン語の「11」 で「竹工房オンセ」と名付けました。 

伝統工芸士である「高江 雅人」を軸に
若手から熟練した職人たちと事務スタッフ、10数名で頑張っています。


ここでしか出会えない、本物の魅力と拘り  

昔ながらの日本の手ざわりを感じていただきたい、 世代を超えても使っていただけるよう 厳選された国産の竹を使用し、
職人が一からひとつひとつ丁寧な手仕事で想いを込めて仕上げています。  
決して機械では作る事の出来ない、魅力いっぱいの作品をお届け致します。

会社概要 竹工房オンセ

竹職人「高江 雅人(オーナー)」のご紹介



伝統工芸士 高江 雅人-TAKAE MASATO-



一から十まで自分の責任でする職人の世界に魅力を感じて


1985年 田舎暮らしにあこがれ脱サラをして、「自給自足の生活をする事」が第一歩でした。

まず最初に始めたのは、自分の住む家を自分の手で作る事からです。
丸太の皮をむき、一本一本削りながら積み上げていく。
まるで自分の夢をひとつひとつ積み上げているような・・・
その丸太小屋にいまでもすんでいます。

ある時、大分県で唯一の伝統工芸である、竹工芸の職業訓練校の存在と出会い、
別府市にある「竹の職業訓練校」に入校しました。

それまでは、会社の一員として、全体の中の一部分という仕事でした。だから素材の竹割りから、
最後の工程まで全てを一人の職人の手で作っていく作業に魅せられていきました。

卒業作品が全国職業訓練展で労働大臣賞を受賞し、竹の世界に進むことにしました。
この受賞はこれ以後の私にとって、自信と励みになりました。 

そして、1993年 竹工房オンセを設立しました。

受け継がれる伝統の美

大分県は日本一の竹産地です。竹細工にむいた良質な真竹が取れるのです。
古くは室町時代から続いている別府竹細工の伝統は 現在でも、世界的な竹工芸として存在しています。 大分県に縁もゆかりも無かった私に様々な技術を伝承してもらい、沢山の方々に支えていただき 今日の私があります。

2000年には、別府竹細工の伝統工芸士に国から認定されました。

現在、独立を目指す若者たちが集まり意欲的な職人たちが修行をしています。
今度は私が弟子たちに教える番です。 ”彼らに何をつたえるのか”
技術はもちろん、竹職人として生きる大変さ、厳しさ、 そして自立する喜びと楽しさを伝えようと思っています。

家作りも作品作りも、物を作り出すということは、私にとって根源的な喜びであり、
山の中の手作り工房で、自然のエネルギーをいっぱい感じながら作り上げた作品を
全国のお客様にお届け出来ることがとてもうれしいです。

全国有名デパートやギャラリーなどで、個展活動を行っています。 何時か何処かで皆様とお逢い出来ることを願っています。





海外展開

海外展開、竹工房オンセ

2002年 フランス、2003年 ドイツと海外展開してきました。
特に2007年のイタリア・ミラノでの展開は、世界に誇れる別府竹細工の紹介となりました。

フランス 2003年 6月


竹工房オンセ、海外展開、フランス
   初めての海外での展示会。パリ市内にある、日系の人が良く使う図書館「エスパス・ジャポン」での展示会でした。
    陶芸・陶人形・寄木細工・江戸型紙・絵手紙の作家さんたちと、一緒に参加させて頂いたものです。

ドイツ 2006年6月


竹工房オンセ海外展開ドイツポスター ドイツ,竹工房オンセ

フランスでの展示会を6月に控えた春、京都のデパートで実演販売をしている時に出会ったドイツのヴェルツブルグの「シーボルト博物館」の理事に「ドイツでも、展示会をしてみないか?」と云う話を頂きました。 展示スペースは物凄い広さで、これだけのスペースを埋めるのには、フランス行きのメンバーだけでは、ボリュームが足りず、知り合いの職人たち、総勢11人の作家にメンバーも増えました。 開催前夜のレセプションでは、市長をはじめ、美術協会会長・博物館館長など来賓を迎え、盛大に開催出来ました。 2週間の期間中、テレビ・新聞・雑誌のメディアなどへの取材のお蔭で、多くの来場者を迎えることが出来ました。 期間中には、地元美術協会の方々と懇親会があったり、地元の小学生を招いての、「日本の工芸の体験教室」をしたりなど、多くの交流を作ることが出来ました。 この「シーボルト博物館」での展示会の体験から、海外で展示会を行う時のノウハウを掴むことが出来ました。

イタリア・ミラノ 2008年 11月


竹工房オンセ、ミラノポスター 竹工房オンセ海外展開、イタリアミラノ

「別府竹細工の素晴らしい技術を、世界の人に見てもらいたい!」そんな思いから、「別府竹細工」のメンバーとしてのイタリアでの展示会は動き出しました。ジェトロ(海外貿易振興協会)も巻き込み、組合事業として3年間の計画でした。 参加メンバーは、別府竹製品協同組合の理事長の油布さん、佐志生工芸村の毛利さん、若手クラフトマンの大橋君、そして、私、高江雅人です。 大分県のテレビ局も特別番組を作り、1週間、取材スタッフが同行するという熱の入れようでした。 開催前夜のレセプションには、会場に入りきれないほどの人が集まり、「私どもが関わって、これほど人が入ったのは初めてです。」と、ジェトロの駐在員の言葉が印象的でした。 会期中は、ギャラリーでお客様を迎えるだけでなく、ミラノ日本人学校の生徒たちに竹細工教室をしたり、地元の陶芸家や、セレクトショップへの商談、ミラノの観光中心地「大聖堂ドゥーモ」での、ゲリラ的竹細工教室を行いました。ギャラリーで見て頂くだけでなく、現地の人と、言葉も通じなくても、手振り身振りと作品で心が一つになりました。 このミラノでの展示会は、考え方も経歴も年齢も違う4人で同じ目標を持つという、普段一人で作品つくりをしている職人にとって、大切な経験となりました。

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