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オーダーメイドの作品集3

オーダーメイドの作品集

オーダーメイドでのご注文をご希望のお客様は、こちらのページからでもご注文が可能です。
お見積りもさせて頂いていますので、お気軽にお問い合わせください。




蓋付き波網代バッグとおそろいのHAKO


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このご注文は、「蓋付きのバッグで、中に同じ編み目の小さな小物入れを作って下さい。」というご注文でした。
今回は、編み目に波網代編みで作ることに為りました。ヒゴ巾、ヒゴ厚を変える事によって、うねりのある波模様を作り出しています。 通常の網代より、繊細で丁寧な手作業を必要としますので、大変時間が掛かります。 特に、今回の様な合わせ蓋の場合は、本体と蓋との噛みあわせなど、一番難しいとされています。 持ち手も、蓋が在るため、通常の持ち手を取り付ける事が出来ず、本体側面から、特殊な形の手を作りました。 バッグの中に入れる小物入れも、同じ波網代編みで作りました、小さくて可愛らしい小物入れが、お揃いで出来ました。



横笛かご


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「横笛を、背中に背負って持ち歩きたいのです。」これがお客様のオーダーでした。
大切な趣味の笛を心地よく持ち歩くために。
横笛を?背中に背負う???…興味津々!もちろん職人魂にスイッチONです。
お客様の目に留まっていたのは、ランプシェイドでした。それをひっくり返したような、か・た・ち・ 持ち歩くのですから、丈夫さに工夫をしてお作りしました。
背負うための紐などはお客様が付けられると言うことで、私たちの仕事はここまで。 お客様がどのような紐をつけられて、どのような所へ持って出かけられるのかは分かりませんが、 大切な横笛と共に大切な籠となっていくことを、願っています。



布変更


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バッグの巾着部分の布を自分の好きな布を付けて欲しいというオーダーでした。
今回は、布付け担当の出番です。
先ずは、バッグのサイズを測りどれくらいの布巾がいるかを出します。模様のある布の場合、柄合わせにも気を使います。
細心の注意を払いながら出来上がったものを喜んでいただけるのはやっぱり嬉しいです。



バスケット


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「仕事場で、お弁当や水筒、湯のみやお菓子を入れて、持ち運べる四角い バスケットを作って下さい。」と。
けっこうな大きさです、横幅35センチ、奥行き25センチ、高さ16センチほどあります。
角ばった形が整理しやすくて良い様です。 今回は、食べ物なども入れるそうなので、自然の風合いの出る、燻した竹で作ることにしました。現在、煤竹と云われる作品は、この竹を使っています。この竹は、使い込む内に飴色に変化していき、大変味わいのある、雰囲気に為って行くのが楽しみです。 中側に布を張り、底部にはウレタンの下敷きを布で包み、座布団を作りました。毎日、この篭から、お弁当を取り出して、昼食を取ってくださって居るのですな。



鷹匠の餌ふご


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鷹が捕ってきた獲物を入れる籠なのですが、今は何処を探してもみつからないんですよ…」 これが、お客様のオーダーでした。
私たちも初めて耳にする籠です。 早速、資料をさがします。 お客様の話によれば、「明治以降作られた形跡が無く、現存するものも、分かる範囲では東京にある民族博物館くらいです。」との事でした。 さてさて、大体の大きさは分かるものの、その強度、そのための竹の厚みやヒゴの幅、あらゆる事がすべて手探りです。 1つ1つ試行錯誤の中からデーターを集めていき、ようやく形になりました。

出来上がった作品を見て「よくできましたね。」が、お客様の第一声でした。
「あちこち訪ねましたが、製作を引き受けてくれる処がなかったんです。よくここまで作ってくれました。」と、心から喜んで頂きました。 これが、オーダーによる物作りの醍醐味です。私たちの知らない伝統の品との出会いが、お客様のご注文によってもたらされる。 それにより、先人の技と出会い、それを学ぶことで、また新たな作品へと生まれ変わる。伝統の継承を強く感じられた一品でした。




交色四つ目バッグ


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四ツ目編みのバッグが欲しいというオーダーでした。
四つ目と云うのは、
縦ヒゴと横ヒゴが、一本すくい、1本押さえ、
と一番シンプルな編み方なのですが 、隙間があるため、網目が動き、形を整えるのが難しい編み方です。
特に、今回の様に、全体を四角に作るには、
横ヒゴを大きさに合わせて火曲げしなくては為りませんでした。
手間は掛かりましたが、出来上がった作品を見て、満足です。



2色網代編みバッグ


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「竹ヒゴの本数を黒2:茶1の比率で、作ってほしい」という
オーダーでした。
これが、そう簡単には行かないのです。 2:1にするということは、このバッグの全体の本数が、3の倍数でないと模様が繋がらないと云う事です。 また、角を起こす時、横向きのヒゴと、縦向きのヒゴとの模様が、繋がらないといけないのです。 すると、ちょっと専門的になってしまうのですが、長枡網代の場合、中央部分の本数を何本にするか? 角を崩してからの本数を何本にするか?頭をつかわなければいけません。試行錯誤の上、素敵な作品が仕上がりました。



網代バッグ2L低い ファスナー付き


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お客様からの要望に、
「手提げでは無くて、トートバッグのような形とか、ショルダータイプのバッグは無いのですか?」と、言われます。
このバッグは、通常のバッグの持ち手を長くして、ショルダータイプにしたものです。

丹念に編み込んだバッグは、手触りが良く、衣類に引っかかる事もありません。



笛を入れる籠


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今回のご注文は、「笛を入れる篭を、作って下さい?」という物でした。
「趣味で、横笛を吹いて居ます。 笛が3~4本入れることが出来る大きさで・・・・・ 背中に掛けますから、紐が通せる様に・・・・・ 口の部分には、笛が出ないように、巾着を付けて下さい。」 全体の長さと、太さを確認し、どんな編み方にするか? 今回は、斜めに登り模様が出てくる、山路編みにしました。フリーハンドで編んでいくと、どうしても、上の方の直径が、いくぶん、小さくなって行きますので、この大きさのパイプ中に居れ、パイプに編み付けて行くことで、形を整えました。 口の部分は、ちょっと野趣味に、竹の巻縁に仕上げました。 困った事は、紐通しの籐を付ける時に、奥まで手が入らないのです。この部分だけは、手に小さな弟子に、取り付けて貰いました。(笑) でも、こんなのを背負って、歩いて居る姿を見たら、本当に嬉しく成りそうです。



真珠を掴むピンセット


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いろんな注文が、舞い込んで来ます。
今回のご注文は、真珠の養殖屋さんからのご注文でした。 真珠の玉を選別する時に、使うピンセットだそうです。
「金属のピンセットでは、真珠に傷を付けたり、長時間作業をするには、少しでも軽い物が良い。」 そこで昔から、軽くて滑らない竹のピンセットを使っているそうです。 何十年と使い込まれた、ピンセットが送られて来て、「同じ物を作って欲しい」という、事でした。 こういったご注文は、結構在るのです。 「昔から使って、重宝しているのですが、今はもう、作ってくれる人が居なくなってしまった。」と、 サンプルの大きさを写しとり、試作してみました。 ピンセットの先を、切り出しナイフで丁寧に削り出し、3枚の竹を貼り合わせます。しっかりと接着剤を付けて乾かし、その後、形を整えます。 簡単な仕事の様に、思われましたが、シンプルな物ほど、難しい。 見た目にも美しく無くてはいけません。



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