オーダーメイド作品集2-2

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今、最も注目を集めている書家「紫舟」さんからの オーダーで作ったバッグです。 このバッグには、彼女の並々ならぬ思いが込められている作品です。 オーダーをする前に、何度も工房を訪ねてこられ、 竹細工の体験入門をしています。 「自分の作品の中に、竹細工の何かを取り入れることが出来ないか?」と、そんな好奇心と探求心からです。 彼女には独特の美学があり、全体のフォルムや大きさ、色、内布、細部の形までこだわりがありました。 そして、驚くことに、「作品の制作に自分も参加させて欲しい」と、 二日間に渡り、工房に来たのです。 このバッグの底編みの部分は、彼女本人が編んだものです。 |
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同じ職人仲間からオーダーを受けることは、よくあるのです。 今回は1メートルほどの筒なので、筒の大きさを揃えるために、 塩ビのパイプを型に見立てて編み込みました。 おかげで、上から下までサイズはぴったりです。 縁の部分は強度が出るように千段巻きという一番締め込みが出来る仕上げにしました。 これならば壊れる可能性は低くなります。 オーダー品を作るときは、たいてい3倍の労力と試行錯誤が要るのです。 竹細工というものは、ヒゴの幅と厚みのバランスが非常に大切で、0.1ミリ厚みが違っても編み方の歪が出来たりします。 そこで、本番の籠を編む前に、必ず、試験のヒゴを取り、編みの試作をしながら、適切なヒゴをデータを探していくのです。 |
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お客様からのオーダーで、山路編みのSサイズのバッグをポシェットに作り変えました。 コロンとした形が可愛い山路編みのポシェットです。 持ち手の金具を取り付ける部分に一工夫しました。 |
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「段々と年を取ってくると、手提げバッグが持てなくなるの。」 というお客様の要望から、 網代あ編みのポシェットを制作しました。 バッグの下部に枡目模様を入れました。 黒いバッグの中に、浮き上がった伝統模様がアクセントになり、 良い表情が出ました。 ポシェットなので、大きなサイズだと体に沿わなくてゴロゴロしてしまいますので、コンパクトな大きさで、縁の形は四角く、四隅に太い脚竹をあしらいました。 |
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お客様から、「別荘についているランプの笠を作ってほしい。」と、 依頼のあったものです。 今回のオーダーは新しい物を作るのではなく、以前からあったものが壊れてしまったので、同じ物を作ってほしいというご依頼でした。 壊れてしまった笠の写真と、サイズの指定がございました。 これは、私どもが作っている竹鈴を大きくしたものです。 編むことが難しい籠ではありませんが、直径が40センチほどのものですから、5メートルほどの竹ヒゴを編み込んでいくことになります。 5メートルの竹ヒゴを均一に剥いでいかないと、バランスの取れた綺麗な丸に為らないのです。 もう一つ苦労したのが、以前から使っていた照明器具の大きさが決まっているので、その器具をどうやって付けるかという点でした。 |
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「母が大事にしていた狸の笠を作ってください。」と、 オーダーを受けました。 「???」いったい何を作るのか? 話を聞いてみると、先日亡くなった母親が、庭に置いてある狸の置物に笠を被せて、毎日拝んでいたそうです。 屋外に置いてありますから、長年の雨風でボロボロになっている笠を作り直して欲しいというのです。 ボロボロになった笠を預かり、どんな形でどんな紐の付け方をしていたのか? 網代編みで生地を作り、その上に和紙を二重にして張りました。 雨風にあたっても良いように、和紙の上にウレタン塗装をしました。 紐にはシュロ縄を取り付けました。 狸の置物の代わりに、工房にあったまねき猫に被せて様子を見てみました。(^^) |
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こちらの籠は、ある陶芸作家さんからのオーダー品です。 「抹茶椀を入れる籠を作ってほしい」と、 この籠の特徴は、持ち手の付け方が、通常のものとは方向が違うのです。籠に対して横向きに倒れるようになります。 籠の口幅と持ち手の幅、長さを合わせるのに苦労しました。 籠の側面には、枡目をあしらいました。 深い緑の布の色合いも素敵です。 (お客様から送られて来た布で作りました) |
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菱四ツ目編みという技法を使い、 白竹の清々しさを表した竹バッグです。 |
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お茶道具を入れる茶籠です。 こちらの籠は、オーダー品ではありませんが 昔からある作品の一つです。 |